📕【歴史】Suola: 『「塩」の世界史』フィンランド語版
図書館のサイトで紹介されていたので読んでみた本です。
翻訳されても本の内容は変わらないだろうけれど、表紙は版によっていろいろだというのがおもしろい。…ということで、日本語版と英語版の表紙をいくつか並べてみました。(表紙をクリックするとアマゾンにとびます)






フィンランド語版の表紙は、英語版の表紙のひとつに似てるけど、まったく同じというわけでもないんですよね。
書名にもあるとおり、内容は塩にまつわる歴史。「世界史」とはいうものの、著者はアメリカ人…なんとなく西洋中心ではあるかな。西洋以外…例えば中国についても取り扱われているけれど。
今は塩は決して高価なものではない。だから、歴史の中での塩の位置づけというのは、考えたことすらありませんでした。そんなこともあって、自分にとってはすべてが新鮮な内容。
かつて、戦争にそなえての重要な準備のひとつが、十分な塩を確保することだった
とか、
アメリカ内戦の中で、塩をおさえることが戦略のひとつであった
とか、
ガンジーの塩の行進
とか…
教養として「塩の行進」ぐらいは知っているべきものだったのかもしれないけれど、この本を読むまで自分はそんなことは全く知らなかったのでした💦 糸紡ぎぐらいは知っていたけど。
フィンランド語版の出版は2007年だけれど、原作の出版は2002年。ということは17年前!…新しい本ではないけれど、歴史の見解がそう急に変わることもないはず。十分楽しく読めました。
複数の作品が日本語に翻訳されているようです。
一方、フィンランド語に翻訳されているのは、この本と、日本語版にもなっている『1968―世界が揺れた年』だけみたい。
Suola: eräs maailmanhistoria
原作は『SALT. A World History』。つまり英語で書かれた本のフィンランド語訳。これはそのフィンランド語版の表紙だけれど…
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Suola: eräs maailman historia 著者:Mark Kurlansky 訳者:Kirsi Komonen 出版: Like Kustannus , 2007年 |
翻訳されても本の内容は変わらないだろうけれど、表紙は版によっていろいろだというのがおもしろい。…ということで、日本語版と英語版の表紙をいくつか並べてみました。(表紙をクリックするとアマゾンにとびます)
フィンランド語版の表紙は、英語版の表紙のひとつに似てるけど、まったく同じというわけでもないんですよね。
書名にもあるとおり、内容は塩にまつわる歴史。「世界史」とはいうものの、著者はアメリカ人…なんとなく西洋中心ではあるかな。西洋以外…例えば中国についても取り扱われているけれど。
今は塩は決して高価なものではない。だから、歴史の中での塩の位置づけというのは、考えたことすらありませんでした。そんなこともあって、自分にとってはすべてが新鮮な内容。
かつて、戦争にそなえての重要な準備のひとつが、十分な塩を確保することだった
とか、
アメリカ内戦の中で、塩をおさえることが戦略のひとつであった
とか、
ガンジーの塩の行進
とか…
教養として「塩の行進」ぐらいは知っているべきものだったのかもしれないけれど、この本を読むまで自分はそんなことは全く知らなかったのでした💦 糸紡ぎぐらいは知っていたけど。
フィンランド語版の出版は2007年だけれど、原作の出版は2002年。ということは17年前!…新しい本ではないけれど、歴史の見解がそう急に変わることもないはず。十分楽しく読めました。
"Suola: eräs maailmanhistoria"の意味
原作の書名『Salt: A World History』がそのままフィンランド語に訳されてる感じかな。- suola 塩
- eräs とある(ひとつの)
- maailmanhistoria 世界史(maailma 世界 の単数属格 + historia 歴史)
著者について
Mark Kurlansky(マーク・カーランスキー 1948年~)は、アメリカ合衆国のジャーナリスト・ノンフィクション作家。複数の作品が日本語に翻訳されているようです。
一方、フィンランド語に翻訳されているのは、この本と、日本語版にもなっている『1968―世界が揺れた年』だけみたい。
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