【フィン文法】入格の不可思議~フィンランドには巨大なブルーベリーがある!?~
ビルベリー(野生のブルーベリー)の収穫の季節です。
さて、ここフィンランドでよく知られている文。
mennä mustikkaan で、ブルーベリーを摘みに行くという意味になるのですがね、こんなジョークが生まれたのは、これが言葉通りの意味(ブルーベリーの中に行く)にもとれるということを、フィンランド人たちも十分承知しているからなのでしょう。
これに似た表現は他にもあります。
入格が使えるということは、出格のパターンもあるわけで
これらは全部、ごく日常的に使われている表現のはず。
でもね、分かってはいても時にこんなことを想像してしまうのよ。
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lapset poimivat marjoja Suomussalmen metsässä (子供たちがスオムスサルミの森林でベリーを摘む) 撮影:Poutvaara Matti 1965年 画像元:marjanpoiminta | Hakutulokset | Finna.fi ライセンス:CC BY 4.0 |
さて、ここフィンランドでよく知られている文。
Kaksi mummoa meni mustikkaan, mutta toinen ei mahtunut.すごいですねえ、フィンランド。ばあちゃん1人が入れる大きさのブルーベリーがある!!
(2人のおばあちゃんがブルーベリー(の中)に行きました。でもそのうちの1人は入りきれませんでした。)
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ってことはあるわけない。この文は、よく知られたジョークです。その昔、これを最初に教えてくれたのは、小学生でした。(^^)mennä mustikkaan で、ブルーベリーを摘みに行くという意味になるのですがね、こんなジョークが生まれたのは、これが言葉通りの意味(ブルーベリーの中に行く)にもとれるということを、フィンランド人たちも十分承知しているからなのでしょう。
これに似た表現は他にもあります。
- mennä marjaan ベリーを摘みに行く
- mennä sieneen キノコ狩りに行く
- mennä kalaan 魚釣りに行く
入格が使えるということは、出格のパターンもあるわけで
- tulla marjasta ベリー摘みから(もどって)来る
- tulla sienestä キノコ狩りから(もどって)来る
- tulla kalasta 魚釣りから(もどって)来る
そして、内格を使う表現もある。
- olla marjassa ベリー摘みをしている
- olla sienessä キノコ狩りをしている
- olla kalassa 釣りをしている
これらは全部、ごく日常的に使われている表現のはず。
でもね、分かってはいても時にこんなことを想像してしまうのよ。
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