今回も、図書館から借りた電子ブック。電子ブックを「今一番借りられている」順に並べて、上位の本から借りている(← 貸し出し中で借りられない本はとばしてるけど)わけですが、最近は小説が続いてるなあ。

地域の図書館のこの本の予約状況を見てみたら、予約者は現在40人。なかなか人気ありますね。

Silmukka

この表紙も、書名よりも著者名が目立ってます。
Silmukka
著者:Pierre Lemaitre
訳者:Susanna Hirvikorpi
出版:Minerva, 2017年
表紙:Taittopalvelu Yliveto Oy

12歳の Antonie は一時の感情の高ぶりで、隣に住む6歳の男の子 Rémi  を殺してしまいます。Antonie は動揺しながらも、森の中に遺体を隠す。いつばれるるのかとびくびくした日々を送っていた Antonie ですが、結局ばれることなく10年余りが過ぎ…

*****

フランスの小さな村が舞台のサスペンス小説です。結末は意外。だからここにはそれについては一切書きませぬ。

本筋とはそれますが、この舞台の村社会の古臭さに驚きました。小説で語られているのは、1999年から2015年の出来事。でもこの村社会は、20世紀の初め~中ごろといってもおかしくない社会。フランスの村って今でもこんな感じなのかなあ。

"Silmukka"の意味

silmukka ループ のこと。

原作名は『Trois jours et une vie』。フランス語です。ということで、フィンランド語の書名は、フランス語の書名をそのまま訳したわけではないようですね。

著者について

著者 Pierre Lemaitre(ピエール・ルメートル 1951年~)は、フランスの作家、そして脚本家。

彼の作品は日本語訳もされているようです。ただ、この本はまだ、日本では出版されていない? 少なくともそれらしき本を見つけることはできませんでした。

《参考ページ》
ピエール・ルメートル - Wikipedia
Kirja: Silmukka (Pierre Lemaitre), Minerva Kustannus Oy (出版社による本の紹介ページ)

にほんブログ村 外国語ブログ 北欧語へにほんブログ村 にほんブログ村 本ブログ 読書備忘録へにほんブログ村