📖【小説】Kaamosmurhat:ラップランドの冬、そして殺人事件
図書館の電子ブックで読み始めました。でも返却日までに読了できず、続きは紙の本で読むことに。
というのも、この本、なぜか電子ブックのページから姿を消してしまったのです。借り出し中というわけではなく、図書館のデータベースからこの本の電子ブック版が消滅!!
そんなわけで、紙の本を借りたのでした。まあ、どっちを読んでも同じなので、電子ブックがなくなった理由は特に追及もしておりませぬ。つまり謎のまま。
…が、私にはあまり「ミステリー小説」という印象は残りませんでした。もちろん、殺人事件がストーリーのの中心ではあります。でもそれよりも、暗い冬のラップランドの自然、閉鎖的な社会、トナカイ飼い間でのトナカイ泥棒、登場人物たちそれぞれが抱える問題や人生での選択等々、そっちのほうが小説の大部分を占めていたような気がします。
北欧に住んでいても、意外にラップランドのことは知らないもの。広大な自然やオーロラなど、何気にラップランドにあこがれることもあります。でも、そこで生活するということはとても厳しいことでもあるのだろうと、改めて感じさせられました。
もちろん kaamosmurha なんて言葉は辞書にはありません。フィンランド語は比較的自由に複合語が作れちゃうんだなあ、ってあらためて実感。
スウェーデン語で書かれた原作の書名は『Mörkertid』です。
冬はノルウェーの カウトケイノという地で過ごしているとのこと。彼の処女作は『Kautokeino, en blodig kniv』(フィンランド語版『Koutokeino, kylmä kosto(カウトケイノ、冷たい復習』)。
ところで、Lars Pettersson ってよくある名前のようです。彼の名前で検索したら、スポーツ選手や歴史家など、全く別の Lars Pettersson が複数ヒットしたのでした。
《参考ウェブページ》
Kirja: Kaamosmurhat (Lars Pettersson ), Minerva Kustannus Oy
Lars Pettersson, kirjailija, Minerva Kustannus Oy
というのも、この本、なぜか電子ブックのページから姿を消してしまったのです。借り出し中というわけではなく、図書館のデータベースからこの本の電子ブック版が消滅!!
そんなわけで、紙の本を借りたのでした。まあ、どっちを読んでも同じなので、電子ブックがなくなった理由は特に追及もしておりませぬ。つまり謎のまま。
Kaamosmurhat
Kaamosmurhat 著者:Lars Pettersson 訳者:Jänis Louhivuori 出版:Minerve, 2017年 |
人がほとんど訪れることのない人里離れた建物で、バラバラに切断された遺体が見つかります。そして、その殺人事件の解決に向けて、物語は進んでいくわけです。
…が、私にはあまり「ミステリー小説」という印象は残りませんでした。もちろん、殺人事件がストーリーのの中心ではあります。でもそれよりも、暗い冬のラップランドの自然、閉鎖的な社会、トナカイ飼い間でのトナカイ泥棒、登場人物たちそれぞれが抱える問題や人生での選択等々、そっちのほうが小説の大部分を占めていたような気がします。
北欧に住んでいても、意外にラップランドのことは知らないもの。広大な自然やオーロラなど、何気にラップランドにあこがれることもあります。でも、そこで生活するということはとても厳しいことでもあるのだろうと、改めて感じさせられました。
"Kaamosmurhat"の意味
kaammos 極夜 と murha 殺人 がくっついて kaamosmurha。で、その複数形主格が kaamosmurhat。書名をそのまま訳せば「極夜殺人」ということになります。もちろん kaamosmurha なんて言葉は辞書にはありません。フィンランド語は比較的自由に複合語が作れちゃうんだなあ、ってあらためて実感。
スウェーデン語で書かれた原作の書名は『Mörkertid』です。
著者について
Lars Pettersson は、スウェーデンの映画業界で活躍するフリーランス。映画やテレビ番組などの制作に携わっています。冬はノルウェーの カウトケイノという地で過ごしているとのこと。彼の処女作は『Kautokeino, en blodig kniv』(フィンランド語版『Koutokeino, kylmä kosto(カウトケイノ、冷たい復習』)。
ところで、Lars Pettersson ってよくある名前のようです。彼の名前で検索したら、スポーツ選手や歴史家など、全く別の Lars Pettersson が複数ヒットしたのでした。
《参考ウェブページ》
Kirja: Kaamosmurhat (Lars Pettersson ), Minerva Kustannus Oy
Lars Pettersson, kirjailija, Minerva Kustannus Oy
コメント
0 件のコメント :
コメントを投稿