📕【小説】Luvattu maa:グラン・カナリア島を舞台にした推理小説2
電子ブックからちょっと遠ざかっていたけれど、やっぱり便利なんですよね、図書館の電子ブック。図書館の開館時間に関係なく本を物色して借りることができるんですもん。
ということで、再び電子ブックを借りて読んだのでした。
グラン・カナリア島でスウェーデンの女性が殺害され、さらにその数日後、スウェーデン人の男性も殺害されます。
グラン・カナリア島に住むスウェーデン人ジャーナリスト Sara Moberg は、そこの領事館に勤務するノルウェー人の元警察官 Kristian Wede とともに、事件の真相に迫っていきます。
以前読んだ『Tummempi taivas』という本( 📖【小説】Tummempi taivas:グラン・カナリア島を舞台にした推理小説)の続編になります。事件そのものは独立しているので、同じ「シリーズ」といったほうがいいのかな。
作品の中では、事件とその周辺の出来事のストーリーの合間合間に、過去の出来事ももりこまれています。すぐには、その過去の出来事と今起きている出来事との関連が分からない。でも、読んでいくうちに、それらが徐々に繋がっていく…
という展開は、そういえば彼女の他の作品(といってもこの本は私にとってはまだ3冊目)にも共通してますね。
ただ、今まで読んだものとちょっと違うのは、この作品でとりあげられている過去の話が、完全なフィクションではなく実際の出来事がもとになっているということ。例えば、テネリフェ空港ジャンボ機衝突事故。(多くの死傷者が出たとても大きな事故だったにもかかわらず、私はこの本を読むまで事故のことは全然知らなかった…(-_-;))
1950年代から観光地化され始めたグラン・カナリア島。リゾート客でにぎわうホテルが立ち並ぶ場所は、現地の人たちが一昔前まで生活を営んでいた場所。1950年代に土地を売りその地を離れた人たちには、それぞれいろんな思いがあったんだろう… そんなことを考えさせられました。
この方、きっと人気があるんでしょうね。基本、今よく借りられている電子ブックを借りて読んでいる私。にもかかわらず、彼女の本にはもう3回も出会ってますから。
《参考ウェブページ》
Luvattu maa | Otava
Mari Jungstedt | Otava
ということで、再び電子ブックを借りて読んだのでした。
Luvattu maa
Luvattu maa 著者:Mari Jungstedt 訳者:Emmi Jäkkö 出版:Otava, 2017年 |
グラン・カナリア島でスウェーデンの女性が殺害され、さらにその数日後、スウェーデン人の男性も殺害されます。
グラン・カナリア島に住むスウェーデン人ジャーナリスト Sara Moberg は、そこの領事館に勤務するノルウェー人の元警察官 Kristian Wede とともに、事件の真相に迫っていきます。
以前読んだ『Tummempi taivas』という本( 📖【小説】Tummempi taivas:グラン・カナリア島を舞台にした推理小説)の続編になります。事件そのものは独立しているので、同じ「シリーズ」といったほうがいいのかな。
作品の中では、事件とその周辺の出来事のストーリーの合間合間に、過去の出来事ももりこまれています。すぐには、その過去の出来事と今起きている出来事との関連が分からない。でも、読んでいくうちに、それらが徐々に繋がっていく…
という展開は、そういえば彼女の他の作品(といってもこの本は私にとってはまだ3冊目)にも共通してますね。
ただ、今まで読んだものとちょっと違うのは、この作品でとりあげられている過去の話が、完全なフィクションではなく実際の出来事がもとになっているということ。例えば、テネリフェ空港ジャンボ機衝突事故。(多くの死傷者が出たとても大きな事故だったにもかかわらず、私はこの本を読むまで事故のことは全然知らなかった…(-_-;))
1950年代から観光地化され始めたグラン・カナリア島。リゾート客でにぎわうホテルが立ち並ぶ場所は、現地の人たちが一昔前まで生活を営んでいた場所。1950年代に土地を売りその地を離れた人たちには、それぞれいろんな思いがあったんだろう… そんなことを考えさせられました。
"Luvattu maa"の意味
luvattu は動詞 luvata 約束する の受動過去分詞。maa はいくつか意味があるけど、ここでは 土地 のことでしょうか。とすると「約束された土地」という意味になります。
原作はスウェーデン語『Det förlovade landet』。
著者について
著者については、以前の記事( 📖【小説】Toiset kasvot:ゴットランド島を舞台にした推理小説)をご覧くださいませ。この方、きっと人気があるんでしょうね。基本、今よく借りられている電子ブックを借りて読んでいる私。にもかかわらず、彼女の本にはもう3回も出会ってますから。
《参考ウェブページ》
Luvattu maa | Otava
Mari Jungstedt | Otava
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