📘【漫画】100 kissaa, kollia, kattia ja kisua:言葉に隠れたネコ100種
インターネットを使って借りることができる図書館の電子ブックを物色していて、この本を見つけました。
表紙のとぼけた絵に誘われまして、さっそく借りたのでした。
いやあ便利です、電子ブックって。インターネット上で図書館カードの番号とキーワードを打ち込めば、すぐに手元に届くのですから。そして、借り出し期間が終われば勝手に返却されます。返し忘れて罰金、ということはあり得ないわけですね。ありがたいことです。
1ページにつき、1種のネコが描かれています。ちょうど、冒頭にある表紙の絵のように。その表紙の下のほうには フィンランド語の単語である naulakollinen って言葉が書かれています。この単語をよ~く見てみると、ネコが見つかりませんか?
そう、表紙の絵は naula kolli nen というネコ?なんです。
もう一つ他の言葉を例に挙げると、例えば pankissa(銀行で)。ここにもネコがいるのが分かりますか?そう、pan kissa。
そんなふうに、ネコが隠れている言葉が100個、そしてそれぞれにネコのイラストがついています。
何のことはないダジャレの世界なんですけれど、言葉の意味とひょうきんなネコのイラストがあいまって、なんか笑える…
それにしても、フィンランド語には、ネコが隠れている単語がたくさんあるものなんですねえ。
100 kissaa, kollia, kattia ja kisua 著者:NEN 出版:Arktinen Banaani 2015年 |
表紙のとぼけた絵に誘われまして、さっそく借りたのでした。
いやあ便利です、電子ブックって。インターネット上で図書館カードの番号とキーワードを打ち込めば、すぐに手元に届くのですから。そして、借り出し期間が終われば勝手に返却されます。返し忘れて罰金、ということはあり得ないわけですね。ありがたいことです。
100 kissaa, kollia, kattia ja kisua
本の内容の話の前に、今回は書名からチェック。
"100 kissaa, kollia, kattia ja kisua" の意味
100という数があるので、その後に続く名詞 kissaa・kollia・kattia・kisua、どれも単数分格形です。これらの単数主格はそれぞれ kissa・kolli・katti・kisu。
- kissa:ネコのこと。ネコの意味で使われる単語の中では、いちばん一般的なものでしょう。
- kolli:オスネコのこと。
- katti:ネコのこと。スウェーデン語か英語(cat)がフィンランド語化したものでしょうかね。
- kisu:これもネコのこと。
あえて訳せば「100のネコとオスネコとネコとネコ」!?…ではわけが分からなくなってしまうので「100(種)のネコ」でもいいですかね。
言葉に隠された100種のネコ
1ページにつき、1種のネコが描かれています。ちょうど、冒頭にある表紙の絵のように。その表紙の下のほうには フィンランド語の単語である naulakollinen って言葉が書かれています。この単語をよ~く見てみると、ネコが見つかりませんか?
そう、表紙の絵は naula kolli nen というネコ?なんです。
もう一つ他の言葉を例に挙げると、例えば pankissa(銀行で)。ここにもネコがいるのが分かりますか?そう、pan kissa。
そんなふうに、ネコが隠れている言葉が100個、そしてそれぞれにネコのイラストがついています。
何のことはないダジャレの世界なんですけれど、言葉の意味とひょうきんなネコのイラストがあいまって、なんか笑える…
それにしても、フィンランド語には、ネコが隠れている単語がたくさんあるものなんですねえ。
著者について
著者は NEN。ペンネームですね。NEN さんがどのような方なのかの情報はみつかりませんでした。でも、ホームページを見つけましたよ → NEN sarjakuvat | A&B | Eläinsanasto | Miettinen | Mykkänen | Sinkkupaneeli | 99 kissaa
作品が紹介されていて、なかなか笑えます。99 kissaa という作品群もあります。今回私が借りた本は、どうやらこの 99 kissaa の続編のようです。
蛇足ですが、NEN さんのホームページにもこんまりさん関係の作品がありました。こんまりさんの本の表紙のパロディ版です。
出版社のページで紹介されているもとの本はこれ → KonMari – Iloa säkenöivä järjestys - Bazar Kustannus
パロディ版はこちらです → Joulun suosituimmat kirjalahjat osa 1 | NEN sarjakuvat
おもしろそうな本ですね。こんな本なら読んでみたくなります。
返信削除雄ネコの胴体にnaula(フック)が描いてあるのがおもしろいです。
そうするとpankissaは銀行にいるネコが描かれていそうですね。
こんな「ことば遊び」なら私にもできそう。フィンランド語には-kkiで終わる名詞が多そうですから、これを内格にすればいいかな。まず停留所でトラム待っているネコを考えて…甘かった。-kissäになってしまいます。じゃあタンク(tankki)の中にいるネコでtankissa。でもこれはpankissaがヒントになっているからおもしろくないです。
確かleikkiという単語があった。でもこのようにeとiしか含まれていない語は-ssäになりそう…(調べてみたら-ssä)でした。
-kkiで終わり、かつ入格にしたときに-ssäとならない名詞。いざ思い出そうとしてもなかなか思い出せませんでした。
ちょっと意地になって私のエクセルの単語リストから-kkiで終わる名詞を検索して、そのなかで入格にしたときに-ssaとなるものをリストアップしてみたら29ありました。apteekki、musiikki、suosikki、takkiのような基本的な単語もあり、それがすぐに思い浮かばなかった自分にちょっと情けなくなったりしました。
でも、ことば遊びをきっかけに単語の良い復習になりました。ありがとうございました。
はい、ご想像通り pankissa に描かれているのは、銀行にいるネコです。
削除私もこの本を見るまでは、ネコがこんなにも隠れているなんて想像もしませんでした。言われてみればなるほど…なんですけれど、意外に思いつきませんよね。
エクセルに単語リストを作られているのですね。すごい!
そうそう、基本的な単語でネコが隠れているものに、複数形にしたとき a が落ちるパターンのものも。例えば sukka>sukissa
こんなのもなかなか思いつかないですよね。
NEN さんのホームページ、面白いですよ。
そこにもいろんなネコがいるし、他の動物たちもいます。
ピンと来ないのもあるかもしれませんが、基本の単語さえ知っていれば笑えるのもあるので、ぜひご覧になってみてください。