ムーミンワールドは、フィンランドの南西部にあるナーンタリ市の小さな島にあります。そのムーミンワールドについて知りたくて、この本を借りてみました。

書名だけで選んだ本。本のジャンルがよく分からないけれど、「絵本」というのが妥当かな? 文字よりは絵、絵よりは写真が多い本です。

Päivä Muumimaailmassa -"Kukapa olisi arvannut..."-

Päivä Muumimaailmassa -"Kukapa olisi arvannut..."-
著者:Riina ja Sami Kaarla
出版:Tammi 2014年
画像元:Päivä MuumimaailmassaTammi

夏にいとこたちとムーミンワールドに行った兄弟たちが、楽しかったその日の出来事について語っていきます。

イラストもありますが、大部分はムーミンワールドで撮られた写真。ムーミンやスナフキンなど、おなじみのキャラクターたちも一緒ですよ。


大人が一人で読んで面白いと思える本ではないけれど、小さい子と一緒に読んだら楽しいかもなあ。

"Päivä Muumimaailmassa -"Kukapa olisi arvannut..."-"の意味

päivä のこと。単数形なので一日のことですかね。Muumimaailmassa は Muumimaailma ムーミンワールドMuumi ムーミン + maailma ワールド)の内格。つまり、Päivä Muumimaailmassa は、「ムーミンワールドでの一日」。

Kukapa は、kuka 誰 という疑問代名詞に、強意の付加詞 -pa が付いたもの。arvannut は、動詞 arvata 推測する予測する の過去分詞。ここでは olisi といっしょに使われ、条件法完了となっています。うまくニュアンスを表せないのだけれど、Kukapa olisi arvannut をあえて訳せば「誰が予測できただろうか?」

"Kukapa olisi arvannut..."は、おそらく本の中にある文章から一部を取り出したもの。その文章全体は
Kukapa olisi arvannut, että Muumimaailmassa olisi niin paljon tekemistä! (p.10)
(ムーミンワールドでこんなにもたくさんすることがあるなんて、誰が予測できただろう!)

ところで、このナーンタリにあるムーミンワールドは、どちらかというと小さい子供を対象にしたテーマパーク。日本人の方たちもたくさん訪れているようですが、実際に行ってみてどんな感想をいだくのでしょう? 興味のあるところです。

著者について

この本の著者(イラスト担当?)は Riina Kaarla と Sami Kaarla。おそらくご夫婦。この本の他にも、小さな子供向けのムーミンの本を出しているようです。

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