📖【推理小説】Kuolema ei rakasta ketään:ジョイ・グレース警部シリーズ第13作
図書館の電子ブックを「今一番借りられている順」に並べたときに目にとまり、借りた本です。
美容師の Lorna Belling の夫婦生活は地獄。夫が暴力をふるうのです。そんな彼女が見つけた幸せが不倫相手の Greg。Lornaは、近いうちに Greg と一緒になれることを夢見て、現夫との日常に耐えています。
ところがある日、偶然目にした写真。そこには Greg と彼の妻とが写っていました。Greg は Lorna に離婚をほのめかしていたのに、写真に写っていた2人はとても幸せそう。また、Greg も偽名だったことがわかります。
その後、Lorna の死体が発見されます。
事件の解決に奔走する Roy Graceたちのチーム。そして、犯人は意外な人物…
この作品は、Roy Grace警部シリーズの第13作目だそう。このシリーズの今までの作品は、全部フィンランド語に翻訳されています。
フィンランド語版の出版社のページです。↓
主語は Kuolema 死。
動詞部(って用語でいいのかな?)が ei rakasta。これは、動詞 rakastaa 愛する の三人称単数の否定、つまり 愛さない。
そして最後の ketään は、ei rakasta の目的語。否定の不定代名詞 kukaan だれも の分格です。
ですから、全体の意味は『死は誰も愛さない』。
ちなみに原題は『Need you dead』。フィンランド語版の書名は、原題の訳というわけではなさそうです。
Kuolema ei rakasta ketään
この著者の本を今まで読んだことはありませんでした。でも、フィンランドではそれなりに知られているのだろうというのは、この表紙からわかります。
ほら、書名(Kuolema ei rakasta ketään)よりも著者名(Peter James)のほうがずっと目立つ…
Kuolema ei rakasta ketään 著者:Peter James 訳者:Maikki Soro 出版: Minerva Kustannus Oy , 2017年 |
美容師の Lorna Belling の夫婦生活は地獄。夫が暴力をふるうのです。そんな彼女が見つけた幸せが不倫相手の Greg。Lornaは、近いうちに Greg と一緒になれることを夢見て、現夫との日常に耐えています。
ところがある日、偶然目にした写真。そこには Greg と彼の妻とが写っていました。Greg は Lorna に離婚をほのめかしていたのに、写真に写っていた2人はとても幸せそう。また、Greg も偽名だったことがわかります。
その後、Lorna の死体が発見されます。
事件の解決に奔走する Roy Graceたちのチーム。そして、犯人は意外な人物…
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この作品は、Roy Grace警部シリーズの第13作目だそう。このシリーズの今までの作品は、全部フィンランド語に翻訳されています。
フィンランド語版の出版社のページです。↓
"Kuolema ei rakasta ketään"の意味
この書名、文になってます。主語は Kuolema 死。
動詞部(って用語でいいのかな?)が ei rakasta。これは、動詞 rakastaa 愛する の三人称単数の否定、つまり 愛さない。
そして最後の ketään は、ei rakasta の目的語。否定の不定代名詞 kukaan だれも の分格です。
ですから、全体の意味は『死は誰も愛さない』。
ちなみに原題は『Need you dead』。フィンランド語版の書名は、原題の訳というわけではなさそうです。
著者について
Peter James(ピーター・ジェームス 1948年~)はイギリスの推理小説(犯罪小説)作家。イギリスではとても人気のある作家だとのこと。
彼の作品は37の言語に翻訳されており、特にこの Roy Grace警部シリーズは、すでに1900万部もが売られているのだとか。
確かにこのシリーズ、フィンランドにも全作が翻訳されていますから、フィンランドでもそれだけ人気があるのでしょう。
とはいうものの、日本語には翻訳されていないのでしょうか。検索しても当たりませんでした。
今の時代、ホームページを持つ作家の方々、多いですね。Peter James氏のホームページを見つけたのでリンクしておきます。
彼の作品は37の言語に翻訳されており、特にこの Roy Grace警部シリーズは、すでに1900万部もが売られているのだとか。
確かにこのシリーズ、フィンランドにも全作が翻訳されていますから、フィンランドでもそれだけ人気があるのでしょう。
とはいうものの、日本語には翻訳されていないのでしょうか。検索しても当たりませんでした。
今の時代、ホームページを持つ作家の方々、多いですね。Peter James氏のホームページを見つけたのでリンクしておきます。
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