図書館の電子ブックを「今一番借りられている順」に並べたときに目にとまり、借りた本です。

Kuolema ei rakasta ketään

この著者の本を今まで読んだことはありませんでした。でも、フィンランドではそれなりに知られているのだろうというのは、この表紙からわかります。

ほら、書名(Kuolema ei rakasta ketään)よりも著者名(Peter James)のほうがずっと目立つ…
Kuolema ei rakasta ketään
著者:Peter James
訳者:Maikki Soro
出版: Minerva Kustannus Oy , 2017年

美容師の Lorna Belling の夫婦生活は地獄。夫が暴力をふるうのです。そんな彼女が見つけた幸せが不倫相手の Greg。Lornaは、近いうちに Greg と一緒になれることを夢見て、現夫との日常に耐えています。

ところがある日、偶然目にした写真。そこには  Greg と彼の妻とが写っていました。Greg は Lorna に離婚をほのめかしていたのに、写真に写っていた2人はとても幸せそう。また、Greg も偽名だったことがわかります。

その後、Lorna の死体が発見されます。

事件の解決に奔走する Roy Graceたちのチーム。そして、犯人は意外な人物…

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この作品は、Roy Grace警部シリーズの第13作目だそう。このシリーズの今までの作品は、全部フィンランド語に翻訳されています。

フィンランド語版の出版社のページです。↓


"Kuolema ei rakasta ketään"の意味

この書名、文になってます。

主語は Kuolema 死。
動詞部(って用語でいいのかな?)が ei rakasta。これは、動詞 rakastaa 愛する の三人称単数の否定、つまり 愛さない。
そして最後の ketään は、ei rakasta の目的語。否定の不定代名詞 kukaan だれも の分格です。

ですから、全体の意味は『死は誰も愛さない』。

ちなみに原題は『Need you dead』。フィンランド語版の書名は、原題の訳というわけではなさそうです。

著者について

Peter James(ピーター・ジェームス 1948年~)はイギリスの推理小説(犯罪小説)作家。イギリスではとても人気のある作家だとのこと。

彼の作品は37の言語に翻訳されており、特にこの Roy Grace警部シリーズは、すでに1900万部もが売られているのだとか。

確かにこのシリーズ、フィンランドにも全作が翻訳されていますから、フィンランドでもそれだけ人気があるのでしょう。

とはいうものの、日本語には翻訳されていないのでしょうか。検索しても当たりませんでした。

今の時代、ホームページを持つ作家の方々、多いですね。Peter James氏のホームページを見つけたのでリンクしておきます。