📕【小説】Unohdetut ovet:読者が主人公の行動を選択できる本
いつものように、図書館の電子ブックを「今一番借りられている順」に並べてみました。そのときに目に留まった本です。
本の見本ページもリンクしておきます。
この本の出版社による、著者の紹介ページをリンクしておきます。
Unohdetut ovet: Valintoihin perustuva syväkirja
Unohdetut ovet - Valintoihin perustuva syväkirja - 著者:Minna Roininen 出版: Kirjalabyrintti,, 2015年 |
夫のSimonとともにストックホルムに住むAlma。Simonは研究者。Almaは家にこもってゲームにいそしむ日々。夫婦間はすっかりさめています。
そんなある日、Almaのもとに生命保険販売員だと名乗る男性がやってくる。そして「Almaが助けない限り、Simonの余命は2か月しかない」というのです。
いつのまにか、Simonの夢に関わることになるAlma。夢の中と現実がどんどん錯綜していきます。
とても不思議なファンタジー作品。あまりにファンタジーすぎてすぐにはピンとこなかったけれど、おそらくこれは、Almaの成長物語なのでしょう。
ところでこの本、従来の本とはちょっと違います。従来の小説では、読み手に関わらず、ストーリーは最初から最後まで同じですよね。
でもこの本では、読み手がAlmaの行動をところどころで選択できるようになっています。そして、物語はそれに基づいて進んでいくのです。
だから、本のページ数は普通の小説よりすごく多い!この本のページ数はなんと1286頁!!
読者は選択に基づいて読み進んでいくので、全ページを追って読んでいくわけではありません。選択肢にはリンクがはってあり、選択に基づいて物語の続きのページにとぶようになっているのです。
面白い電子ブックの特性の活用法に、とても感心しました。
この本に関する出版社のページです。
そんなある日、Almaのもとに生命保険販売員だと名乗る男性がやってくる。そして「Almaが助けない限り、Simonの余命は2か月しかない」というのです。
いつのまにか、Simonの夢に関わることになるAlma。夢の中と現実がどんどん錯綜していきます。
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とても不思議なファンタジー作品。あまりにファンタジーすぎてすぐにはピンとこなかったけれど、おそらくこれは、Almaの成長物語なのでしょう。
ところでこの本、従来の本とはちょっと違います。従来の小説では、読み手に関わらず、ストーリーは最初から最後まで同じですよね。
でもこの本では、読み手がAlmaの行動をところどころで選択できるようになっています。そして、物語はそれに基づいて進んでいくのです。
だから、本のページ数は普通の小説よりすごく多い!この本のページ数はなんと1286頁!!
読者は選択に基づいて読み進んでいくので、全ページを追って読んでいくわけではありません。選択肢にはリンクがはってあり、選択に基づいて物語の続きのページにとぶようになっているのです。
面白い電子ブックの特性の活用法に、とても感心しました。
この本に関する出版社のページです。
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"Unohdetut ovet: Valintoihin perustuva syväkirja"の意味
それぞれの単語の意味です。- unohdetut:unohtaa 忘れる の受動過去分詞の複数主格 *文法用語苦手です。間違ってたらご指摘いただけるとうれしいです。
- ovet:ovi ドア の複数主格
つまり「Unohdetut ovet」で「忘れられたドア」という意味。
そのあとの言葉は、副題というよりもこの本のタイプ?を表してるみたい。
- valintoihih:valinta 選択 の複数入格
- perustuva:perustua 基にする の現在分詞
- syväkirja:(複合語) syvä 深い + kirja 本
直訳すると「選択に基づいている深い本」となりますが、日本語としては不自然だし分かりにくいですね。でも、うまい言葉が思いつかない…
著者について
Minna Roinisen(1989年~)はヘルシンキ在住の作家・心理学者。作品数はまだそれほど多くはないようです。この本の出版社による、著者の紹介ページをリンクしておきます。
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