久しぶりに図書館の電子ブックサイトへ。そこで目についたのがこの本です。

おなじみのエッラシリーズ。エッラシリーズは今までに3作品読んでいます。児童向けの本ですが、意外に面白いのですよ。つい声を出して笑ってしまうぐらいに。

こんな本を読むのは大人げない気もしなくもないけれど、こういう本は気分を軽くしてくれるから好き💕

Ella ja kiristäjä

本を読み出す前に、この表紙の絵が何を表しているのかをあれこれと想像…

この女の人が脅迫者?? その前に立っている男の子たちは泡を噴いているのか?!

…大外れでしたわ。本を読めば明らかにこの絵に該当する場面がありますが、想像とは全く違ってた😓

Ella ja kiristäjä
著者:Timo Parvela
イラスト:Mervi Lindman
出版:Tammi  , 2018年

エッラは1年生。楽しいクラスで担任もいい男性教諭なのだけれど、最近の先生はなんだか変。ぼおっとしたり、手紙を読みながら変に赤くなったり…

そんな先生の変な行動の理由を推測するエッラと仲間たち。結局
「先生は脅迫をうけている!助けなくては!!」
という結論に。


とまあ、エッラと仲間たちが先生を助けようと奮闘するわけです。その奮闘ぶりと大いなる勘違い、それから先生もなかなか変わっている… 笑いの種があちこちに散らばっていて、読み手はとっても楽しめる。

ところで、この本はエッラシリーズの第一作目で、最初に出版されたのが1995年。その作品が新しい挿絵とともに新版で出版されたのが2017年。そしてそれが電子ブックでも出版されたのが2018年。今回読んだのは、その2018年出版の電子ブックなのでした。

作品自体はすでに20年以上前のものだけれど、まだまだ古臭くは感じません。でも、一つだけ時代の違いを感じました。先生が「手紙」を読んでいたところ。最近「手紙」を見ることなんてめったにない…と感じているのは私だけ?


"Ella ja kiristäjä"の意味

Ella は女の子の名前。この本は女の子が出来事を語っていく形で進んでいきます。その語り手の名前が Ella。
ja〜と
kiristäjä脅迫者・恐喝者

ですから、書名は日本語では「エッラと脅迫者」となるでしょうか。

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エッラシリーズの作品はたくさんあります。この本以前に自分が読んだのは3冊だけだけれど。