以前に読んだ本( 📖【推理小説】Kuolema ei rakasta ketään:ジョイ・グレース警部シリーズ第13作)の続きになります。

特に気に入ったというわけではなかったのだけれど、なんとなく勢いで図書館に予約してあった本。新刊ということもあってか、他にも予約者がたくさん。予約してから借りるまで1か月ぐらい待ちました。

まだ予約者多いみたいです。さっきうちの地域の図書館をチェックしてみたら、いまだ66人が予約中でした。

Kuolema sanelee ehdot

前作と同じ雰囲気の表紙。ルーレットの絵は、作品の中のギャンブル依存症の人に関連させてるのかな?

Kuolema sanelee ehdot
著者:Peter James
訳者:Maikki Soro
出版: Minerva Kustannus Oy  , 2018年

街の人々が待ち望んでいたサッカーの試合を前に、その試合が行われるスタジアムに、脅迫の電話が。お金を払わなければ満員のスタジアムを爆破すると。

さらに、その試合の最中、Kipp Broun の息子 Mungo が誘拐されます。

2つの事件につながりはあるのか?! Roy Grace がチームとともに事件解決にいどみます。

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この作品、読みやすいです。だからなおさら、このシリーズは人気があるのかな? ひとつの章が短くて、場面もテンポ良く変わり、読み手を飽きさせない。そして、関連のなさそうな出来事の数々が、徐々に関連付けられていくのがまた面白いのです。


"Kuolema sanelee ehdot"の意味

この書名も前作と同じように文になっています。

主語は kuolema 。動詞が sanella 命ずる・要求する の現在形3人称単数 sanelee。その目的語が ehto 条件 の複数主格(対格)ehdot

と、単純な文なのにうまく日本語に訳せない…💦💦「死が条件を決める」って感じですかね?

ちなみに原作である英語の書名は『Dead if you don't』です。